白内障には先天性と後天性がありますが、犬の白内障では老化などが原因による後天的である場合が多いです。
ただ先天性である場合がないわけではなく、ゴールデンレトリバーやホワイトテリアなどは先天性の白内障が多い犬種もいますので注意が必要です。
白内障が発症すると眼の水晶体が少しずつ混濁していきますので、視力の低下や失明といった症状が表れますが進行はゆっくり進むのが特徴です。
犬の白内障の原因は老化の他に糖尿病性のもの、目の外傷が原因であったり中毒性のものであるケースもあります。
人間では老化が原因のものである場合が非常に多いのですが、犬の場合は原因も多岐に渡ります。
糖尿病性の白内障であった場合は糖尿病自体の治療が必要になりますので、まずは原因をはっきりさせる事が大切です。
失明してしまった場合、眼に光を当てる事で反応があるか確認し、回復の見込みがあるか確認する方法がありますので、そちらも試してみてもいいかもしれません。
白内障の治療は外科的療法と点眼液を使用した内科的療法がありますが、点眼液による治療が行われる場合が多いです。
外科的治療では眼の水晶体をレンズと交換する手術が多いのですが回復しない場合もありますし、合併症が併発するリスクがありますが点眼液の治療ではリスクが少ないです。
内服薬による治療もありますが、胃への負担もあり老犬に対する使用は控えている医師もいるようです。
その為点眼薬による治療をするケースが多く、しかも2010年に開発された新しい点眼薬では白内障の進行を抑えるだけでなく、白内障を根本から改善する効果があります。
Nアセチルカルノシンが含まれており、10年以上の臨床実験が行われ安全性も高い薬です。
現在ジェネリック薬も販売されており、割安購入可能になっていますので白内障になった場合はそちらを活用してみましょう。
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