犬の白内障の原因は事故など外的要因の他に、遺伝要因による先天性のものや中毒、老化によるものなどがあります。
もう一つが代謝性白内障と呼ばれる糖尿病性が現認の白内障がありますが、この場合は糖尿病の治療を行わなければ改善しません。
6歳以上の犬の白内障の大半の原因は老化によるものとされており、白内障の予防を行う際は眼の水晶体が白濁する原因に対する対策をする必要があります。
ただ核硬化症という眼が白くまる白内障と似た症状がありますが、こちらは視力に異常をきたすことはありません。
白内障が進行すると壁などにぶつかりやすくなったり、つまづくなど行動の変化が表れたら白内障を疑って良いでしょう。
白内障の予防としては点眼薬による治療が勧められています。
2010年から販売されている新しい白内障の薬は眼の白濁の原因になる酸化を抑える成分が入っています。
眼に補充する事で眼の混濁を改善する効果の他に予防的効果もあります。
その他にドライアイ防止など眼の潤いを増す効果もありますので、白内障用の目薬を使用する事で予防としていく事も出来ます。
犬の白内障用のサプリメントなども販売されていますが、効果が期待できるという程の効果ですので専用の目薬を使用した方が良いでしょう。
またカリーユニやタチオンなど昔から使用されてきた白内障用の目薬は平成15年に科学的根拠がないと厚生労働省から発表がありました。
効果はあまり期待出来ませんので、眼の酸化を防止する成分が入っているシーラックなどがお勧めです。
動物の治療には費用も必要ですので、効率的に治療が出来るよう対応していきましょう。
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