犬のフィラリアの+-とは何でしょう。

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犬のフィラリアの「+-」は、フィラリア症の検査結果を示す記号です。フィラリア症は、感染した蚊によって媒介される寄生虫によって引き起こされる犬の病気です。検査では、犬の血液中にフィラリアの成虫や幼虫の存在を検出することができます。

「+-」は、検査結果の陽性または陰性を表します。一般的な検査では、フィラリアの抗原(成虫由来のタンパク質)やフィラリアの遺伝子を検出するために行われます。結果が陽性の場合、「+」の記号が付けられ、フィラリアの感染が確認されます。一方、陰性の場合は、「-」の記号が付けられ、フィラリアの感染が見つからなかったことを意味します。

フィラリア症は重篤な病気であり、早期発見と治療が重要です。獣医師の指示に従い、定期的な検査と予防的な薬物投与が行われることが推奨されます。

フィラリアは主に犬の心臓に寄生する寄生虫の事で、蚊が媒介する事で感染し、寄生が長く続く事で様々な疾患を引き起こす恐ろしい病気です。
このフィラリアは別名犬糸状虫と呼ばれており、その名の通り細長く乳白色のそうめんのような形状をしています。

フィラリアの成虫は実に28センチもの長さにもなるといい、オスメス揃う事で幼虫を生み、血液の中に幼虫が繁殖します。
しかし、成虫の生んだミクロな幼虫は犬の体内で成長する事はなく、やがて死滅します。

成虫の生んだ幼虫は蚊の体内に取り込まれる事で成長し、感染幼虫となるのです。
つまり、蚊が媒介しなければフィラリアは生きてはいけないのです。

フィラリアに感染したかどうかは検査をしてみなければわかりません。
一般的な検査方法は血液検査で、血液の中のミクロの幼虫や、成虫が排泄したたんぱく質を確認することで判断します。
この判定に使用されるのが+-です。
+は陽性、-は陰性という事で、プラスであればフィラリアが体内にいるという事になります。
ただし、フィラリアの幼虫は血液の中を移動しているため、血液を採って検査をしてもマイナスになる事があります。

血液検査でプラス判定が出た場合、症状やその他の検査などでレベルの診断し治療方法を決定します。
治療方法には外科的治療と内科的治療があり、犬の年齢なども考慮して治療します。
一般的には内科的治療を行う事の方が多いようです。
しかし、外科的治療にも内科的治療にもリスクはありますから、予防が一番大切です。
感染についてもう少し詳しく知りたい方はこちら ⇒ 犬のフィラリアの陽性陰性について

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